高脂血症の食事療法
Q1始める際にどのようなことに注意したら良いでしょうか?
Q2何か目標にした方がいいのでしょうか?
Q3和食と洋食はどちらがいいでしょうか?
Q4どんな食材が適していますか?
Q5コレステロールの多い食物は?
Q6他に注意することは?
Q1 始める際にどのようなことに注意したら良いでしょうか?
A 基本から言いますと、第一に夕食の量を減らす、第二にバランスの良い食事にする、第三に魚や大豆類を積極的にとる、第四に緑黄色野菜を十分にとるということが大切です。
Q2 何か目標にした方がいいのでしょうか?
A 食べたいものを食べれないというつらさがある以上、自宅でなにか目標を設定しておいた方がいいと思います。簡単なものとしては体重でしょうか。高脂血症の方のほとんどは標準体重オーバーでしょうからこれを目標にされるといいのではないでしょうか。簡単な計算式は標準体重=身長(m)×身長(m)×22です。こんなの無理と言われる方は標準体重+5kgを目標にがんばってみましょう。
Q3 和食と洋食はどちらがいいでしょうか?
A 和食にはコレステロールを下げる知恵が凝縮されています。コレステロールを下げる作用のある魚や大豆などは和食の中心的食材です。それに油を使用しない料理(蒸す、煮る、ゆでる)が多くあります。
Q4 どんな食材が適していますか?
A コレステロールを減らす食材と酸化をおさえる食材を中心にとればいいと思います。前者は食物繊維の多いもので緑黄色野菜、果物、きのこ類、こんにゃく、海草類などです。後者はビタミンE、C、カロチンなどを多く含んだもので緑黄色野菜、果物、大豆類、香辛料、赤ワイン、緑茶などです。(くれぐれもワインの飲み過ぎには注意してください)
また魚にはEPA、DHAというコレステロール値をさげる物質が含まれています。特にいわし、さば、ぶり、さんま、あじ、さけなどが多いものです。調理法も焼くと脂肪と一緒にEPAやDHAを落としてしまいますので煮る、刺身、ホイル焼きなどが望ましい料理法です。
Q5 コレステロールの多い食物は?
A 卵や肉の脂肪分は一般に知られていることですが、乳製品、洋菓子、レバーなど内臓類、いか、えび、貝、魚卵(いくら、かずのこ、たらこ)などにも多く含まれています。牛乳は健康食品には違いありませんが、コレステロールの高い方は1日コップ2杯程度にしておきましょう。
Q6 他に注意することは?
A 糖分、塩分、アルコールのとり過ぎにも注意してください。食事には全く問題がなくても間食に問題があるケースが多々あります(特に女性)。塩分は血圧をあげるだけでなく食欲増加や飲酒の呼び水になります。「Q4」でもいいましたが、ワインも飲み過ぎはカロリーが高く肥満の原因にもなりかねません。効果が期待できるのはせいぜい1日1から2杯までです。