Q1健康診断でコレステロールが高いと言われました。症状もないのに下げなければならないのですか?
Q2なぜコレステロールが上がったのでしょうか?
Q3どの程度まで下げる必要があるのですか?
Q4薬の副作用は?
Q1 健康診断でコレステロールが高いと言われました。症状もないのに下げなければならないのですか?
A 確かにコレステロールが高いだけでは症状が出ることはほとんどありません。ただ、高いままでいると動脈硬化の原因となり心臓や脳の病気の原因になります。これらの病気にならないようにするためにコレステロールを下げることが必要なのです。正常は220mg/dl以下ですが240mg/dlの人で約2倍、300mg/dlの人になると約3倍の心臓病の合併率になります。
Q2 なぜコレステロールが上がったのでしょうか?
A 一般には食事や運動不足によることは知られています。他の危険因子として、年令(男性45才以上、女性は閉経以後)、喫煙、肥満、糖尿病、高血圧などがあります。
Q3 どの程度まで下げる必要があるのですか?
A 治療を始める際に目標値を設定します。心臓病(冠動脈疾患)がある人は180mg/dl未満(LDLコレステロールで100mg/dl未満)、心臓病はないが「Q2」の危険因子がある人は200mg/dl未満(LDLコレステロールで120mg/dl未満)、心臓病や他の危険因子がない人は220mg/dl未満(LDLコレステロールで140mg/dl未満)に目標値を設定します。ただし例外もありますので主治医と相談して下さい。
Q4 薬の副作用は?
A 主に総コレステロールを下げる際に使用されるスタチン系という種類に関して説明します。スタチン系薬剤が登場して10年あまり経過し、高脂血症に対する治療には必要不可欠な薬になっています。その有効性と安全性も評価されてきました。一方でこのスタチン系薬剤を使用する際に注意すべき点も少しあります。医師の指導通り服用していればなんら恐れることはないのですが、副作用に関しては医師に伝えていただかないといけない症状もあります。まず第一に薬の性質上肝機能に異常値がでることがあります。特に開始後3から6カ月くらいまでにみられることが多いようです。これは定期的な血液検査でチェックできます。次に筋肉の脱力感や茶褐色の尿です。これは横紋筋融解症といって重篤な副作用の前触れの可能性があります。また筋肉痛がおこることもあります。これらの場合はご本人が自覚することですからすぐに主治医に相談して下さい。最後に腎機能異常です。これも定期検査でチェックできます。すべてに言えることですが、何かあればまず主治医に連絡しその指示に従ってください。