家庭での血圧測定について


家庭での血圧測定は長期にわたる血圧の変化を評価でき、降圧治療の効果判定や予後の予測に極めて有用です。また脳、心疾患発症との関連が指摘されている早朝高血圧の診断にも有用です。

<家庭での血圧の測り方>
家庭での血圧測定は、家庭血圧計の精度を含め実際に正確に測れているかを確認するために、実際に診察室で血圧測定をしていただき水銀血圧計との比較を行うことが大切です。家庭での血圧測定は、その人のいつも決まった条件での「定点」となる血圧値を確認するということが目的です。そのためある程度その人の条件を統一できる起床直後就寝前が測定時間としては適しています。

<血圧の基準値>
家庭での血圧基準値は、脳、心疾患のリスクとの関連から設定されます。ある研究者の岩手県の住民の生命予後を予測するという観点からの基準値は137/84mmHgとなっています。つまりこの基準値より高い人は正常の人と比べリスクが高かったということです。また家庭血圧の世界基準は135/85mmHgになっています。

<早朝に測ることの意義>
家庭での血圧測定が普及してくると、臨床的に早朝に血圧が高い「早朝高血圧」が注目されるようになりました。この時間帯一致して脳、心疾患の発症が多いことや血小板凝集能の亢進(血が固まりやすくなること)などがみられることから、脳や心疾患の原因に関与していると考えられています。

 

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